“地域らしさ”参考資料2

先日、近所の主立った風景を訪ねて歩きました。
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鴨川みずべの里は、もともとは鴨川の河川改修を行った際、旧流路の上に作られた人工の流れのある線状の公園でした。しかし、周辺に公園が少なかったことから、広場部分を付け加える形で公園づくりが計画されました。広場部分は、周辺の田んぼからは一段高くなっています。また、このあたりに古い陣屋があったと聞きます。

DSC_1406 鴨川は、一級河川です。この写真の部分は、新流路の部分です。といっても、この位置に流れが変わってから、数十年が経っています。
水判土の地番が鴨川の東岸にもあるのは、地区境が旧流路に沿って設定されているためのようです。
ちなみに、この写真の中央・奥付近で、西遊馬やプラザ方面から流れてくる新川が合流しています。地学上は、新川~鴨川合流点以南は、かつての入間川の旧流路でもあります。また、その両脇には、土砂が堆積して周辺の低地よりも少し高くなった自然堤防が部分的にあります。
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ニホンアマガエルです。

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みずべの里の南側にある、鴨川の関沼(林光寺沼)の土手から望む、茶臼塚古墳。この一帯は「側ヶ谷戸(そばがいと)古墳群」といい、この古墳を含め多くの古墳が存在していたとのことです。すぐ近くには、大宮西高高の敷地内に稲荷塚古墳という大きな円墳があります。古墳は、ちょうど大地と低地の境に作られているものが多いようです。

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同じ場所からのパノラマ写真。鴨川~鴨川の堤防~田んぼ~古墳&斜面~台地と連なっている様子が見えます。